機能性成分米

聞きなれないお米の名前と思いますが、 お米には色んな特定機能成分を持ち合わせた品種があります。

 戦後の時代はお米をお腹いっぱい食べることが幸せでしたが、経済復興と共に二次産業・三次産業の発達で都市化が進展し、体力をあまり使わなくなり、合わせて食の多様化で、お米の消費量は1962年をピークに年々減少して現在では約半分に激減致しました。

消費量減少に伴い減反政策が実施され、生産農家の高齢化が進み現在では平均年齢66歳、品種ではどの地域でも栽培可能なコシヒカリ全盛時代が過ぎ去りつつあります。

地域の食文化にあった個性的な品種や特定成分を持つ品種の生産へと変革期を迎えています。品種限定の大量生産型から少量多品種生産型へ、生産者サイドから消費者ニーズに合ったお米の生産へと時代は動いています。

 高齢化の進展は健康寿命(健康上問題なく日常生活が送れる年齢)を男性が70.42歳、女性は73.62歳まで伸ばして、消費のボリュームゾーンも比例して高齢化して、健康維持に必要な機能成分を持つお米のニーズが高まって参りました。

 特に中高年は生活習慣病にかかりやすい年齢であり、健康に強い関心が有ります。政府も社会福祉予算が毎年1兆円規模で増大する現状に頭を痛め、予算圧縮の為にも国民の健康維持を図る手立てとして「食事のあり方」にスポットを当てています。


 主食のお米に機能性成分が含まれていると毎日の食生活から健康をサポートすることが容易に出来、所謂「医者要らず」で元気に暮らす利点が有ります。

量を頂くのでなく少量でも目的に合わせた機能性成分を持つお米を頂く時代になって来ています。従前の只おいしいお米だけの時代から機能性成分を持ち合わせたお米への品種改良まだ緒についた所、時代の要請には追い付いていないのが現状です。

 機能性成分米を申し上げますと、

*弥生紫(無農薬・黒米・糯)

ポリフェノールを多く含み抗酸化作用、目の健康に役立つと期待されている。

*徳ばん(無農薬・玄米白米・大粒)

アミロースがコシヒカリよりも高いため食後の血糖値の上昇が緩やか。

*白宝(無農薬・玄米専用・胚芽が3倍以上)

ギャバ(γアミノ酪酸:GABA)が多い。 

*高アミロース米 とおせんぼ(アミロース30~33%含)

難消化性澱粉(レジスタントスターチ:RS)を多く含み、食後の血糖値低下など糖尿病

予防や糖尿病患者様向けの特定用途米。

 などです。

 通常米と異なり特徴のある成分を含んでいます。

 健康維持には食事と運動とストレス解消そして頭の体操(仕事や趣味)が必定です。

 ご自身の健康年齢を少しでも引き上げる為に、 先ずは主食のお米から実践されることをお奨めします。

特に中高年の皆様には機能性米を上手に利用して健康保持に役立てて頂ければ幸いです。


伝統食材クリエーター にい きよ

伝統米の栽培を生業とし、伝統食クリエイターとして日本の伝統食材の魅力を発信しています。1300年の歴史を受継ぐ伝統黒米『弥生紫(やよいむらさき』を継承する12代目農家です。

0コメント

  • 1000 / 1000