発芽玄米とは。意味はあるのか。

発芽玄米について、お米を実際に調べ、栽培するものとしての見解をお伝えいたします。

発芽玄米メーカーにより品質やデータは色々あると思いますので、発芽玄米をお求めのお客様は、しっかりとどのぐらいの成分が増加し、ほんとうにその金額で買うに足りる商品なのかを比較・吟味されたうえでお買い求めになられることをお勧めいたします。

本当に役に立つものを販売しているメーカーは、しっかりと研究されてお客様に有益と判断して販売に踏み切っておられると思いますので、きちんと見つけてあげてください。

<発芽玄米とは>
一般にいわれている「発芽玄米」は消費者の皆様がイメージしやすくなるためにつけられた商品名だと思います。
玄米を水につけて増加する栄養成分(GABA等)は、浸水後4~8時間の間にもっとも増加するという研究がされております。

さらに浸水後12時間以上の浸水は、成分にほぼ変化が見られないようです。
ご自宅でも、晩に浸水して朝に炊飯するというやり方で、充分に市販の発芽玄米同等の栄養摂取が見込めると私は判断しております。

お米を水につけることで「お!発芽しても良い環境になった!」と、発芽の準備をしはじめ、それに必要な成分が生成されるので、
発芽する為に必要な成分が一定量に達するまでは増加するという認識でよいように思います。
ですので、ご家庭での浸水8時間で充分に、市販発芽玄米に求める栄養素は摂取できると考え、いまのところは、あえて発芽玄米を乾燥させてある商品に意味を感じてはおりません。

食感としては、長時間浸水したお米が乾燥する事で亀裂が入り、炊飯時に若干柔らかく感じる事はあると思います。

3分づき精米することで少し表皮に傷をつけて浸水しやすい状態にし、浸水8時間する事と同じような状態だと思います。

そして「乾燥→浸水→乾燥」をしたお米は「乾燥したら元に戻る成分」もあります。

実際に私達自身が「ぜひおすすめしたい」という、お客様に有益であるという判断に達しましたらぜひ取り組みたいと思います。


<「発芽玄米の商品」をお勧めするならば>
浸水時間を全くとらずに早急に炊飯したい方は、多少金額がかかっても良いならば「発芽玄米」の商品を利用されるのがよいと思います。

<余談>
実際の発芽は、積算温度100度に達するとお米は芽をだしますので、ちょっぴり芽を出す発芽(ハトムネの状態)をするには3日~4日程かかります。
その時点で風味も香りも変わってしまいます。

先に申し上げましたように、浸水4~8時間かけてお米は準備を整えて、その後、芽を出します。

お米は春に芽をだしますから、水温がぬるい温度の方が、冷水よりも早く発芽の準備をします。

そして発芽は、充実したしっかりとした実の方がのんびりと発芽しますので、コシヒカリよりも、伝統米 徳ばんの方がどっしりと構えてゆっくり芽を出します。

「早く芽を出さないのはおかしい!」とは一概には言えないのです。

人と同じですね♪

<ぜひ、直接、研究論文を読んでください。>
誰かが判断して解釈した内容を実行する時には、それに関する研究論文を「反対派」「中立派」「賛成派」共にいろんな研究者の論文を読んでください。
インターネットでもたくさんの研究論文は公開されています。
無料も、有料もあります。

実名で実際に研究した機関や研究者がしっかりとした素性でわかります。
思想ではなく、その時点での研究結果です。
いろんな方面から一つの研究を調べると、メリット、デメリットがわかります。
新しい情報もどんどんでできますので、頭の中の情報もアップデートできます。

情報が人の心を通過すると思想になります。
思想はその人の願望が含まれます。
ご自身の思想と研究を両輪に、ご自身の健康の為にお役立てください。
 

伝統食材クリエーター にい きよ

伝統米の栽培を生業とし、伝統食クリエイターとして日本の伝統食材の魅力を発信しています。1300年の歴史を受継ぐ伝統黒米『弥生紫(やよいむらさき』を継承する12代目農家です。

0コメント

  • 1000 / 1000